
Kazuhiro
SATO
Medical Art Director

PROFILE-プロフィール

佐藤和弘
メディカルアートディレクター
複数の医療機関で約10年間、臨床工学技士として主に透析医療に従事しながら、グロービス経営大学院に進学、MBA(経営学修士)を取得。
現在、ノンテクニカルスキル教育を通じて、医療機関の問題解決と組織変革をサポートしている。また、人間と生成AIがノンテクニカルスキルを発揮し、医療現場の問題解決を行う方法を提案している。
メディカルアートディレクター:
医療(メディカル)組織(アート)の演出家(ディレクター)を意味する造語。医療は、エビデンスに基づく医学(サイエンス)と、それを業務に落とし込んで正しく実行する組織(アート)からなる。組織に唯一絶対の答えはなく、同じ組織でも刻々と変化し続ける、まさにアートの世界である。このアートの世界である組織を変革するためには、変化に適応する空気を演出していく「ヨソ者」の存在が必要不可欠である。
本人は自らを「組織変革屋」と名乗る。
メッセージ
なぜ、医療に組織変革が必要なのでしょうか。それは、変化に適応する者が生き残るように、変化に適応する組織がこれから有事へと向かう激変の時代を生き残っていくことができるからです。
しかし、組織に「このままでいい」という現状満足の空気が存在すれば、変わることを最後まで拒み続けます。だからこそ、この現状満足の空気から脱却し、あるべき姿と現状のギャップを埋め続ける組織への変革が必要不可欠なのです。
そして、医療そのものがテクノロジーになるであろうこれからの時代では、人工知能やロボットと共生する組織への変革が求められます。
組織変革屋として、これからも変化に適応する組織への変革を伴走していきます。

knowledge-知識
Experience-経歴
2002-2012
臨床工学技士時代
透析医療に没頭した10年間
やっとの思いで就職した医療機関で従事することになった透析医療。透析治療を受け続ける患者さんの苦労と苦悩、生命維持管理を行う透析医療の重要性、そして医療者である自分の努力が患者さんへの医療の質に影響することの素晴らしさに感銘し、学びの虫になった。専門分野は主に透析液清浄化とダイアライザなどで、数多くの学会発表を行っていた。
2009-2011
ノンテク教育開始時代
医療になければ自分でやるしかない
グロービスとの出合いによって、医療にテクニカルスキル(専門技術)だけでなくノンテクニカルスキル(非専門技術)が必要であることに気づいたが、このような教育は当時の医療ではほとんどなかった。「だったら自分でやるしかない」と、ノンテク教育に関して取り組み始めた。
〜2002
学生時代
常に落第生だった
高校は成績最下位、3年の専門学校は4年で卒業、就職試験は4施設不採用。「響がかっこいいから」という理由で踏み出した医療への道は、敗者からのスタートだった。
2009-2012
MBA時代
グロービスとの衝撃的な出合い
透析医療に関する研究や勉強をするが、目の前の患者さんの苦しみは変わらないどころか、むしろ患者さんとの距離が離れていってしまっているのではないかということに気づく。医療の中にこの違和感の答えはないと考え、「だったら医療の外を見てみよう」と探し求めた結果たどり着いたのが、グロービス経営大学院だった。





